Kunthala Forever

とうとうバーフバリ専用ブログを作りました

クマラ来日狂想曲

報せを聞いて愕いた。

なんと、あの、クマラ・ヴァルマ役のスッパラージュ氏が来日するというのだ。
それも、なんと、2日間に亘り舞台挨拶が4回も予定されているという。

私は、3月末より奇跡のようなご縁の繋がりでV8Japanで時々「前説」のお手伝いをさせていただいているので、少しだけ(しかしほんの僅か)先にこの報せを受けた。
だだ、大変残念なことにバラーラデーヴァ限定応援上映と初日の舞台挨拶が重なってしまった。
私は、かわいい年下のマヒシュマティ国民のためにバドラの衣装を作成していたので、とにかくぶっつけ本番、無心で衣装を作り、社会人生活を黙々と過ごした。


6月29日、新宿ピカデリーのレポブログは多く見かけるので、私が参加した6月28日チネチッタ川崎の1回目のレポを初めての記事に選ぼうと思います。


王の凱旋の上映が終了。
この日は、チネチッタ川崎では初の「バーフバリ王の凱旋完全版」絶叫上映だったのだが、お客さんの絶叫は控えめ。
また、サイリウムやタンバリンを持ってきていない方も多く見かけた。
*1


いよいよ、舞台挨拶。

初回の私たちには重大な任務があった。
つまり、スッバラージュ氏に日本の歓迎を、愛を、最初の歓声で表現するという大切な任務だ。

そもそも、この来日は、最初の奇跡である創造神ラージャマウリ監督とヤーララガッタプロデューサーが来日した際の舞台挨拶に起因する。
スピンオフを作るならどのキャラクター?と監督がキャラ名を列挙した際、「クマラ」の声に大歓声が起きた。
大変驚き嬉しく思ったラージャマウリ監督は、その動画を送って欲しいと配給会社のツインさんにお願いされのだ。
クマラへの大歓声を是非、スッバラージュ本人に見せてあげたい、とのことだった。
そして、その動画は無事にスッバラージュ氏本人に伝わり、今回の来日の運びとなったのである。
*2


期待と不安を抱え待つ、観客席。
手汗が止まらない私。

結果から言うと、そんな不安は大きな愛によって打ち消えた。

なんと、登場したのはスッバラージュ氏ではなく、「クマラ・ヴァルマ」その人だったからだ。

クンタラ王国のテーマソングが流れる中、幕を開けて出てきたのは「クマラ・ヴァルマ」の衣装に身を包んだスッバラージュ氏だった。
割れるような大歓声。
写真を撮るのを忘れ、あまりの優しい恩返しにただ動揺する私。

この衣装は2年振りに袖を通したそう。

まずその、猪狩りの時の衣装(!)が、撮影終了時に記念に貰ったものなのか、またはバーフバリの衣装が保存されている倉庫から持ってきたものなのか(話しぶりから前者かなあと思っていますが)、
そのありえないシチュエーションに私の語彙力はすぐに低下する。
残念ながら仕事の都合でこの場に来ることが叶わなかった友人にLINEで送ったのは「尊い」と書かれたバラーラデーヴァのあのLINEスタンプだけだ。

正直、興奮しすぎて記憶力は時空の彼方に飛んでいった。
なので、舞台挨拶の質疑応答については、ここでは記載ができない。
申し訳ない。
多分だけどすごい良かった。(語彙力)

質疑応答の後、最前列の皆さんが持っていた丸太を劇中のシーンさながらズリズリ運ぶ再現が。
サービス精神旺盛なスッバラージュ氏、一挙手一投足に歓声がとまらない。


しかし。
実は、まだ、その後に隠しだまがあるのである。

V8Jから「丸太割りをお願いできませんか?」と頼んだのが数日前。
なんと、ご本人から「皆様が喜ぶのであれば何でもやりますよ!」とのお返事をいただいたのだ。
(このお返事からもスッブの人柄が溢れていて涙が出そうです)

そして、ご本人の希望で日本刀を使い、丸太割りとなったのである。
これもまた、劇中をご本人自ら再現してくださるという、涙なしでは見られない奇跡が目の前で展開されていた。

剣を丸太に当て、大きく振りかぶり(ここでシャッターチャンス!とばかりに振りかぶったままストップしてくれる心遣い)、振り下ろすと丸太が真っ二つにパッカーンと割れる!
それを2度も実演してくれたのだ。

私たちが大好きな、愛すべきクマラ・ヴァルマが目の前に、すぐそこに存在していた。
夢だけど、夢じゃなかった。


最前列の方々へ握手をし、退場するスッバラージュ氏。
出来事が整理できないまま、ボーっとしていると、なんと、スッバラージュ氏が再度登場。
今度は劇場内の通路を歩き、観客の皆さんと握手をして回ったのである。

私は、目の前に来たスッバラージュ氏を前にどうしていいか分からず、1歩下がってしまったため、握手ができなかった。
所謂ヲタクは推しが目の前に現れると、引いてしまうという性質を持っているのです。
無理、まぶしい、尊い、そう思って下がってしまうのです…。
私はまだ小心者だ…。

 

 

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ここからは完全に蛇足。

私は1回目の後、スリースリースリーが行われている新宿ピカデリーに移動していた。
というのも、当日朝まで作っていたバドラの衣装を着た姿をひと目見たかったからだ。
ところが移動中に思いもしない連絡が入る。
なんと、後説に向かっているが間に合わないかもしれないとのことだった。

そこで急遽私は着の身着のまま、後説をすることになり、何人かのマヒシュマティ国民を驚かせるに至るのだった。

 

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*1:半々くらいか。最前列は所謂ガチ勢の愛の溢れる皆様で手には丸太のクッションなど

*2:(来日前後のTwiterの素晴らしさも参照いただきたい)